嘘の戦争 第6話備忘録 DVD浩一”二科家の脅威 最終目標の興三

30年前に家族を殺害され復讐をしている一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、自分に好意をよせる二科楓(山本美月)を通じて、首謀者二科興三(市村正親)に会うべく、二科家にいくことが出来た。昼食会が開かれたが、二科興三(市村正親)と隆(藤木直人)対浩一の虚々実々の駆け引きが、実に緊迫感のあるものだった。
浩一の家族をさりげなくたずねるところから入り、浩一は”二科家の脅威はなにか”ととぼける。浩一を全く信用できないので楓にだまされるなと言われると浩一は、”彼女がばかにされるのは我慢ができない”と切り返す等緊迫感が漂ったが、興三は試したことを詫び、楓との婚約を許すのであった。
昼食会後やはり興三と隆は浩一が何を考えているかつかめなかったところは、浩一にとっては成功といえたが、思わぬところに落とし穴があった。
オーストラリアの千葉陽一のHPのアポリジニの内容に間違いがあり、その間違いと同じことを浩一が隆の前で口走ってしまったのだ。
隆がこれに気がつき、児童施設の三瓶守(大杉漣)に会いにいき、千葉陽一に会うが浩一ではなく別人であった。この辺からほころびが出てくるかと思ったが、浩一がうまく切り抜けた感がある。そのあと三瓶から浩一は、”こういうウソは嫌いだ、関わらないほうが良い。仁科家とは”と言われが、三瓶がどうも何かを知っているような雰囲気であり、後々絡んでくるのではないだろうか。
興三もさすがにしたたかであり、浩一と2人で会いたいと電話をし、山の中で会った時、ずばりと”君の狙いは何か。お前は何者だ?”と問うが、直後苦しんで倒れてしまいます。嘘の戦争備忘録 DVD鑑賞嘘のなかにも真実を混ぜる千葉洋一=浩一
浩一にとっては、最終目標の興三がこの場で自分で倒れたのは、復讐の絶好の機会であり、そのまま立ち去りかけるが、父たちの思い出が脳裏に浮かび、戻り興三をマッサージする。
もっと生かして、破滅させて泣き叫びさせたいという思いからであろうか、これから興三をもう一度攻めて破滅させるのか、そして家族殺害のきっかけとなったOL殺人事件の関与した晃(安田顕)をどう破滅させていくのか、展開が楽しみである。
六車の存在が不気味である。興三が六車を差し向けるという時は、場合によっては相手を殺害する意味が込められている。今回も、浩一の同僚ハルカ(水原希子)がつけられており、以前の二科家のパーティーでの写真と照らし合わせて、素性がばれ始めてきている。
ハルカの身も危険になりつつあるが、浩一の復讐の終盤には、この六車が絡んでくるのではとも感じられる。